性能発揮へ施工講習 POLITEC、都内で座学・実技 マイクリップに追加
切削面にマーキング
配水用ポリエチレンパイプシステム協会(POLITEC)は23日、都内で2020年度第7回水道配水用ポリエチレン管・継手施工技術講習会を開催した。検温やアルコール消毒、マスクや実技講習時の手袋着用などの新型コロナウイルス感染予防対策を講じ、午前・午後の部を合わせて35人が参加した。
講習会では、ビデオや施工マニュアルによる基本的な技術説明などの後、グループに分かれての実技講習で施工方法を学んだ。
実技ではEF接合、サドル分水栓の取付穿孔、メカニカル接合などの施工手順・留意点を確認した。EF接合における管切断と切削では、斜め切れ5ミリ以内で直角に管を切断することや、切削のむらや削り残しをなくすための切削面のマーキングなどに注意しながら作業を行った。
実技講習後には確認試験が行われ、合格者に後日受講証が交付された。
冒頭であいさつしたPOLITECの増田俊雄需要開発グループ担当部長は水道配水用ポリエチレン管の特長として耐震性、耐久性、施工性、耐食性、衛生性、経済性の6点で優れていると説明。特に耐震性については、これまでに地震による被害の報告はないとして「耐震性能が発揮されているのも工事に従事された方々が手順通り施工してくれたおかげだと思っている。本日の講習会においても施工方法をしっかり身に付け、今後のより良い施工に役立てていただければ」などと呼びかけた。
