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実績伸長も真摯に POLITEC、臨時理事会で報告 マイクリップに追加

2020/12/17 産業 業界団体

 配水用ポリエチレンパイプシステム協会(POLITEC)は1日に令和2年度中間報告臨時理事会を開き、上半期における企画・技術両委員会の活動と、協会における新型コロナウイルス対策など事務局報告事項を併せて議論した。

 あいさつでコロナ禍に言及した土和宏会長は、「水道講演会の中止や施工講習会、技術講習会の減少など普及促進活動にも影響が出ている」としつつ、水道配水用ポリエチレン管(HPPE管)の新規採用、採用口径の拡大が着実に進んでいることを説明した。配布資料によると、日本水道協会の年間検査実績を延長に換算した場合、令和元年度(平成31年3月~令和元年2月)におけるHPPE管φ50~200mmの総延長は過去最長の3868キロメートルになった。この増加傾向は継続的なもので、10年前と比べ6割超の増となっている。

 土会長は「採用が進むにつれ、水道界における当協会の存在感や責務はさらに高まっている。今後も耐震性、経済性などの特性をより理解いただけるよう真摯な活動を継続していきたい」などと述べた。下半期の活動としては、堀上管の調査結果を踏まえた100年寿命検証報告書の改訂や、再生土・埋め戻し土の長期性能評価などのテーマに取り組む予定とした。

 企画委員会(需要開発グループ)の活動報告によると、上半期は技術講習会や講演会などがコロナ禍の影響で開催できなかったものの、許可を得たターゲット事業体を中心にHPPE管のPR活動を順次再開。さまざまなデータの集約も進め、外部に発信できる体制を整えつつある。普及促進活動では、日水協の水道施設耐震工法指針・解説改訂特別調査委員会の管路小委員会に参画し、改訂内容にHPPE管を盛り込む活動を引き続き展開するとした。

 一方の技術委員会からは、HPPE管の耐震性能や耐久性、寿命に関する調査研究の取組みについて、詳細な活動内容が報告された。


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