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来月30日まで助成対象募集 フソウ基金 マイクリップに追加

2021/08/23 産業 企業

 一般財団法人フソウ技術開発振興基金は、2021年度の助成対象を9月30日まで募集している。この基金はフソウが創業70周年記念事業の一環として平成28年に設立したもので、水事業や環境・エネルギー分野に関する研究などを助成・支援する。助成額は1件当たり上限100万円で、総額1000万円とする予定。

 応募は国内に事務所があれば個人・団体・法人を問わず可能。希望者は申請書に必要事項を記入の上、9月30日必着で事務局に送付すること。申請書など詳細は、フソウHPから。

 選考委員会による審査を経て、採択案件の申請者には11月中に決定通知が送付される。研究期間は助成決定日から1年以内で、終了後90日以内に報告書を提出する必要がある。

 なお、昨年度(2020年度)は11件の助成を行った。

 採択案件のテーマと申請者は次の通り。

 「浄水処理におけるヒト感染コロナウイルスの除去・不活化特性の評価」白崎伸隆(北海道大学大学院)▽「下水処理場でのリン回収を目的とした低コスト型電解晶析法の開発」高部祐剛(鳥取大学)▽「下水再利用を目的とした光触媒膜処理プロセスの開発」竹内悠(京都大学)▽「省エネルギー・資源活用型下水処理システムの開発」谷川大輔(呉工業高等専門学校)▽「病原細菌の網羅的検出手法を基盤とした小規模水道システムにおける微生物リスク管理の高度化」中西智宏(京都大学大学院)▽「波長選択性を考慮したUVーLEDによる再生水中の難分解性有機汚染物質の分解」橋口亜由未(島根大学)▽「自己造粒藻類による小規模向けエネルギー回収型下水処理技術の開発」日高平(京都大学)▽「微生物燃料電池の実用化のためのNafion膜に代わる安価なセパレーターの創出」廣岡佳弥子(岐阜大学)▽「直接ナノろ過膜処理による省エネ型高度下水処理の実現」藤岡貴浩(長崎大学大学院)▽「含水多孔質体を用いた超高温水蒸気瞬間生成技術の革新」森昌司(九州大学)▽「微生物指標によるメタン発酵リアクターの新たな管理法への挑戦」山田剛史(豊橋技術科学大学)


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