工業高校で指導 POLITEC、札管協のインターンに協力 マイクリップに追加
配管実習を展開
配水用ポリエチレンパイプシステム協会(POLITEC)は11、13日の両日、札幌市管工事業協同組合のインターンシップに協力し、札幌琴似工業高等学校電子機械科の2年生を対象に配管実習を行った。延べ78人(A組40人、B組38人)の生徒が参加した。
札管協によるインターンシップの開催は今回で4回目。昨年はコロナ禍の影響で中止となったものの、当時の1年生が進級し、改めて配管や設備について学ぶ機会を創出することとした。過去にはこのインターンシップを機に、札管協の所属企業に就職した卒業生もいるという。
実技講習は札幌市水道局の給配水技術研修所で行われた。生徒はビデオで基本技術を学んだ後、各班に分かれて水道配水用ポリエチレン管・継手のEF接合、サドル分水栓取付穿孔、メカニカル接合に取り組んだ。配水管や3種類の給水管(ポリエチレン二層管、硬質ポリ塩化ビニル管、硬質塩化ビニルライニング鋼管)の切断、接合、組立などにも挑戦した。
インターンシップを終えた担当教諭は「水の大切さの実感がなく、水道管がどんな材質なのかも知らない学生が多かったが、今回の配管実習で水道をはじめとするライフラインへの関心を高めることができた。貴重な体験になったと思う」と高く評価した。
参加した生徒は「今まで企業の人たちと接することがほとんどなかった。水道管の仕組みを初めて学んだが、今日の体験を今後に生かしていきたい」などと感想を述べていた。
