精力的に委員会活動 POLITEC、理事会で報告 マイクリップに追加
配水用ポリエチレンパイプシステム協会(POLITEC)は11月26日に臨時理事会を開き、企画・技術両委員会の中間活動報告や、HPPE管の不断水分岐割T字管に関する協会規格(PTC G 301)の改正案などを審議した。仙台で行われた第17回世界地震工学会議への参加や、第二次「水道配水用ポリエチレン管の耐震性評価検討委員会」の設置についても事務局から報告があった。
委員会の中間報告によると、企画委員会(需要開発グループ)ではこれまでの活動方針を変更し、タスクフォース型の需要開発活動を展開。重点事業体を設定し、さまざまな部署への提案活動を積極的に行った結果、第2四半期までに12事業体で採用を拡大した。
技術委員会は、POLITECが参画している日本水道協会「水道施設耐震工法指針・解説改訂特別調査委員会」管路小委員会の進捗などを報告。このほか、耐震性能や耐久性、寿命に関する調査研究などに取り組んでいくとした。
あいさつした土和広会長は、「コロナ禍による水道講演会の中止や施工講習会・技術講習会の減少などで協会収入にも影響が出ているが、HPPE管は新規採用・口径拡大が着実に進んでいる。昨年度の採用事業体は1050と過去最多となった。併せてHPPE管の特徴を生かしたスクイズオフ工法を確立した」などと現状を紹介。
協会の存在感や責務がさらに高まっているとし、「今後も耐震性、経済性などの特性をより理解いただけるよう、真摯な活動を継続していきたい」と述べた。下半期の活動としては、経年管調査の結果を踏まえた「100年寿命の検証」報告書の改訂や、再生土・埋め戻し土の長期性能評価などに取り組んでいく方針を示した。
