管路更新の効率化へ 神奈川広域(企)、共研企業が決定 マイクリップに追加
NJS、JFEエンジに
神奈川県内広域水道企業団が公募していた「管路の効率的な更新手法に関する共同研究」の相手企業が、審査の結果、NJS東京総合事務所とJFEエンジニアリングの2社に決定した。研究期間は1月11日から9月30日まで。
従来の管路整備事業では、職員が地質調査・測量・設計の各業務を発注した後、それらの成果を基に積算を行って工事を発注し、用地取得や工事監督を実施してきた。しかし近年では土木職員が減少する一方、事業量は今後増加していくと見込まれる。そこで共同研究を行い、官民連携による効率的な管路整備事業の手法を検討することとした。成果は今後の制度設計で参考としていきたい考え。
共同研究では、他事業体での事例を確認の上、実績の有無にこだわらず有効な手法を検討していく。また、管路整備事業の対象業務の範囲、事業量・事業期間、実施体制、発注方法等についても広く検討する。このほか民間企業等の技術・ノウハウや創意工夫の発揮しやすさを可能な限り追求し、事業を限られた期間で確実に実施できる手法を検討していく。