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インスペクションの拠点に NJS 年内竣工へ、羽田に新ビル建設着手 マイクリップに追加

2022/01/31 産業 企業
竣工イメージ

 NJSは、インフラ管理のキーテクノロジーに位置付けているインスペクション(点検・調査・診断)事業の拠点として、東京・大田区内で「NX羽田ビル」の建設に着手した。今年中の竣工を予定し、以降はインスペクション関連技術の開発や業務対応、人材育成の推進に利用していく。

 気候変動に伴う災害の激化やインフラの老朽化が進行し、健全なインフラの維持と効率的な管理の重要性が高まる中、同社は中期経営計画や長期プランにおいて、劣化や不具合の状況を的確に把握するためのインスペクション事業を柱の一つに定めた。

 具体的な事業としてインフラ情報システムを提供しているほか、グループ企業のFINDi、北王インフラサイエンス、水道アセットサービス、日本X線検査がそれぞれドローンや調査サービス、非破壊検査サービスなどに取り組んでいる。

 これらをさらに推進するための拠点がNX羽田ビルとなる。建物は地上3階建ての鉄骨造、延床面積は880㎡。

 計画に当たっては「環境先進ビル」の実現を目指し、BEMS(ビル・エネルギー管理システム)や太陽光発電、断熱性に優れたCLT材、地中熱で外気の予冷・予熱を行う「クール・ヒートトレンチシステム」などさまざまな環境対策を採用。建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の最高評価を受けるとともに、建物の消費エネルギーを省エネ・創エネによって従来比で75%以上削減する「Nearly ZEB」の認証を取得した。


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