アフリカの先導者育成へ 極東技工、タンザニア甲子園大会に協賛 マイクリップに追加
社名の横断幕が掲げられた(右上)
一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(JーABS)による「2021年 第9回タンザニア甲子園大会」の実施報告が11日、極東技工コンサルタント東京本社で行われた。同社は昨年10月、JーABSとドリームパートナー契約を締結、同大会の開催に協賛している。
大会は、タンザニア野球・ソフトボール連盟主催、JーABS共催の下、昨年12月12~15日の4日間で開催された。2014年から毎年実施されているもので、今回で9回目。タンザニアのダルエスサラーム甲子園球場を舞台に、男子野球7チーム、女子ソフトボール5チームの計200人が参加し、熱戦が繰り広げられた。
JーABSは、アフリカ各国で「人づくり野球教育」の広がりを目指している。今回は「アフリカ55甲子園プロジェクト」として、同大会の開催のほか、指導者向けの人づくり教育セミナー、環境整備(道具の寄贈、グラウンド整備)などを実施した。
また、今大会では元大リーガーの松井秀喜氏がエグゼクティブドリームパートナーに就任。コロナ禍のため、松井氏の現地訪問は叶わなかったが、参加者へのメッセージのほか、会場にほぼ等身大のスタンドバナーが設置された。
同社の村岡基社長は「アフリカの若者に日本の『野球道』を伝えることで、今後の発展の中でいずれ課題となる環境問題やインフラの維持管理に対して、アフリカ諸国を引っ張っていく人材の育成につながれば」と期待を込めた。