災害時機材をリスト化 水団連、情報集約しＨＰで公表 マイクリップに追加
日本水道工業団体連合会は１日、「災害時供給機材リスト」をＨＰ上で公表した。会員企業が提供する非常時向けの製品をリスト化したもので、製品概要をはじめ各社の連絡先、納品に関する情報、活用実績などが掲載されている。同日時点では１９社が取り上げられており、今後も情報提供に応じて内容や企業を更新していく方針。
リストのトップページには製品名と資機材種別が企業別に掲載されており、クリックすることで詳細ページにアクセスできる。「ろ過装置」「バルブ/応急給水栓」「継手類」といった共通キーワードによる絞り込み機能も利用できる。
詳細ページには、製品紹介のＰＤＦファイルのほか▽連絡先（電話番号）▽供給可能数量▽保管場所▽納期▽納品手段▽販売実績▽災害時実績――などを掲載。事業体などが非常時の供給を検討・要請するための情報をできる限りまとめた。
リストの内容は随時更新していく予定。希望があれば企業の追加にも対応していく。
水団連は民間企業による災害対応の支援について、令和元年６月に設置された水道基盤強化支援ワーキンググループ（ＳＫＫ）の中で検討を進めてきた。令和２年度末のＳＫＫ活動終了以降は、企画委員会の下に新設した「災害対応ワーキンググループ」が作業を引き継ぎ、他団体との連携や発災前に準備するべきことなどの検討を継続。昨年度は会員を対象としたアンケート調査などを行っていた。
【１日時点でのリスト掲載企業】水道機工▽理水化学▽森松工業▽メタウォーター▽前澤工業▽フジテコム▽ハズ▽日本原料▽日本ヴィクトリック▽日邦バルブ▽長島鋳物▽トーケミ▽大成機工▽水研▽シンク・エンジニアリング（関西支店）▽清水合金製作所▽三井金属エンジニアリング▽北川鉄工所▽光明製作所