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工水に官民連携導入 静岡県、ヒアリング企業募集 マイクリップに追加

 静岡県企業局は(仮称)ふじさん工業用水道官民連携手法導入可能性調査の一環として、ヒアリング調査の参加企業を募集している。必要書類の提出は6月30日までメールで受け付ける。

 参加要件は、工業用水道事業または水道事業に係る官民連携事業への参画検討を行った実績があり、同事業で中心的な役割を担うことを検討している企業。また、原則として参考見積書の提出(8月中旬頃を予定)に協力する必要がある。

 ヒアリングは7月12~15日に実施し、対面またはオンライン会議で2時間程度を想定する。参加者は静岡県企業局、調査受託者(日本総合研究所)、再委託者(NJS)を予定している。

 詳細は同局HPから。

 ◇   ◇

 静岡県企業局は六つの工業用水道事業を運営しており、赤字を計上していた旧富士川工業用水道と旧東駿河湾工業用水道を今年度から「ふじさん工業用水道事業」に統合して一体的水運用を行うなど、これまでにさまざまな経費削減策を講じてきた。

 ふじさん工業用水道事業事業は6事業の中で給水能力が最も高く、局としては①徹底した運営・維持管理業務に係る経費の削減②計画的かつ長期的視点に立った更新整備③技術ノウハウを有する人材の確保と定着――を目的に官民連携手法を導入したい考え。事業スキームとしては▽DB+包括的民間委託方式▽DB+M――の案を検討中。事業期間は令和6年度から最大10年程度を想定し、事業完了後の運営・維持管理のあり方についても導入可能性調査で検討するという。


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