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2022年125日 (月) 版

会員各社が技術報告 水管協研修会、熊谷氏の講演も マイクリップに追加

2022/12/05 産業 業界団体

 日本水道運営管理協会は11月1日に「第2回技術研修会」を開き、会員5社による維持管理、水質管理、災害・緊急時対応、DXに関する技術報告と、水資源機構の熊谷和哉理事による講演が行われた。この研修会は例年の施設見学会に代わるもので、2年目の今回は会場とオンライン配信のハイブリッド開催とした。

 熊谷理事は「事業環境の変化と今後の事業体制」をテーマに、資料に基づきながら運営や継続計画について見解を示した。事業が経過していく中で「行動をどのように推移させていくか、なぜ行動を変えるのかを今以上に考える必要がある」と述べ、「水道の将来を見据えて本来の目的に原点回帰することも必要ではないか」とまとめた。

 会員企業の発表テーマは次の通り。

 ポンプ室内におけるフランジガスケットの点検手法(水機テクノス・丸山高司)▽次亜塩素酸ナトリウムの有効塩素濃度低下防止実証実験(ウォーターエージェンシー・矢内一郎)▽高山市水道施設における自然災害事例および対策(月島テクノメンテサービス・長瀬悟)▽緩速ろ過設備における高濁度原水への対応(同・田中勉)▽みんなのためのBIM/CIM実現に向けて(フソウ・相谷明宏)

 伊藤道夫副代表理事は、「施設見学会を実施できなかったのは残念だが、運転管理につながるさまざまな知見を発表いただいた。会員各社の業務のヒントや考えるきっかけになれば」と総評した。


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