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北大で博士号を取得 NJS・成田健太郎さん、農薬検出リスク評価で マイクリップに追加

成田さん(右)と村上雅亮社長

 NJS水道本部水道3部の成田健太郎さんが、「水道の水源河川における農薬の検出リスクの評価手法に関する研究」により、北海道大学(大学院工学院・博士後期課程)から工学博士の学位を取得した。指導教官は松井佳彦教授。

 研究の内容は、新たに提案した検出可能性指標や機械学習モデルを使い、河川からどのような農薬が検出されやすいかを推定したもの。変数には農薬の出荷量や毒性、水田・畑地での分解性・吸着性、降水量などを用いた。

 NJSはそれぞれの社員が専門性を高め、業務の範囲を拡大するための教育に力を入れている。成田さんもプロジェクトマネージャーに当たる「管理技術者」として多くの水道施設設計業務をマネジメントしながら研究を続けてきた。その内容は今後、水環境保全や水源水質管理に関する業務に活用できるという。

 同社は成田さんの博士号取得に当たり、「今後も社員の技術力向上を支援し、次世代型インフラマネジメントの創造を推進していく」としている。


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