地域の防災拠点に フソウ、テクノセンターで近隣自治会と合同訓練 マイクリップに追加
かまどベンチを紹介
フソウは10月22日、フソウテクノセンター(高松市)で近隣の乾自治会との合同避難訓練を実施。自治会から35人、フソウとフソウメンテックから17人の社員が参加した。同センターをより身近に感じ、災害時の避難場所としてセンターの設備を確認してもらう目的。
同センターは、南海トラフ地震など大規模災害時に対応できるインフラを確保し、防災拠点となる体制が整えられている施設。また、高松市から津波避難ビルにも指定されている。
今回の訓練は、南海トラフを震源とした地震により高松市沿岸に津波警報が発令されたことを想定。乾自治会館を出発し、センター内の体育館まで避難を行った。避難時には、フソウおよびフソウメンテックの社員を誘導員として配置することで、単独で移動できない市民も安全に避難できることを確認した。
センター到着後は、施設への理解を深めてもらうため、食料や日用品の備蓄庫、かまどとして利用できるベンチ、飲料水20トンを確保可能な耐震性貯水槽などを見学することで、避難時にトイレの心配がないことを周知した。
自治会からは「近隣に安心できる避難所があることは心強い」「フソウテクノセンターを身近に感じられるようになった」などの声が聞かれたという。
訓練を終えて、同社は「訓練に参加された方々の真剣な姿が印象的で、テクノセンターへの期待も感じることができた。今後も定期的に訓練を行いながら、自治会と協議を続けていきたい」とコメントした。