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2024年411日 (木) 版

講演・見学会の充実へ 水団連技術情報委、候補を検討 マイクリップに追加

2024/04/11 産業 業界団体

 日本水道工業団体連合会は3月13日、技術情報委員会(委員長=打越聡クボタパイプシステム事業部管路整備技術部長)の第15回会合を開き、令和6年度の講演会・研修会・見学会の計画について議論した。NJSの與三本毅氏によるウォーターPPPに関する講演も行われた。

 水団連が主催する講演会等については、令和5年度の実施状況や委員からのアイデアを共有した後、6年度の候補について意見を交わした。5年度の講演会は10月に開かれ、厚生労働省水道課が行政移管・水道事業予算・経済安全保障推進法の動向を解説した。5~8月には会員企業の若手社員を主な対象とした「上水道基礎専門研修」を計4回開催し、合わせて93人が参加。見学会は9月に埼玉県企業局・大久保浄水場とG&U技術研究センターで行った。

 技術情報委員会では、講演テーマや見学候補のアイデアを委員が出し合い、蓄積した候補の中から実現可能性を探っている。今回は関東以外での見学会などが話題となり、今後も検討を進めていくとした。

 與三本氏は「新しい官民連携『ウォーターPPP』を考える」をテーマに講演。直前に厚労省水道課から受けた説明をもとに、ウォーターPPPの四つの要件(原則10年の長期契約、性能発注、維持管理と更新の一体マネジメント、プロフィットシェア)を一つひとつ解説した。契約期間の「原則」10年については、適切な理由がない限り10年以外の設定は難しいのでは、との見方を示した。国庫補助による支援策も紹介した。


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