AGV活用へ協定 フソウ・横浜市 マイクリップに追加
フソウ(角尚宣社長)は、横浜市と「AGVを活用した電気室の日常点検における業務効率化に関する共同研究協定」を締結。AGV(無人搬送車)を活用した日常点検における業務効率化の実現可能性に関する検証を開始することを明らかにした。
下水道施設の点検業務に従事する技術者不足が年々深刻化し、事業の持続的な運営と業務効率化の両立が急務となる中、AGV活用による技術の平易化と業務効率化を通じて、技術者不足の解決を目指す試み。市内の下水処理施設にて来年3月末まで実施する。
AGVとAIカメラを組み合わせ、技術者が下水道施設の電気室内で行っているメーターの読み取りなどの日常点検作業を自動化し、そのデータから帳票を出力する。AGVによる自動巡回とセンサデバイスによる無人点検の実現を研究目標とし、点検業務における省力化と効率化の実現可能性を検証する。自動巡回用AGVには業務DXロボット「ugo mini」、センサデバイスにはAIカメラを利用する。
同社は、今回の共同研究を契機に、AGVをはじめとする先進的なデジタル技術を活用し、今後も上下水道事業における業務効率化と技術者不足などの課題解決に向けた取組みをより一層推進するとしている。