初のレベルアップ講習会 POLITEC、宮崎県木城町で開催 マイクリップに追加
引抜試験の状況
配水用ポリエチレンパイプシステム協会(POLITEC)は2月13日、初となる「レベルアップ講習会」を宮崎県木城町で開催した。
同講習会は、水道配水用ポリエチレン管(HPPE管)の基礎知識の習得等を目的としたPOLITECの施工講習会を受講し、施工講習会の受講証を所有している水道工事事業者等を対象とし、HPPE管の接合を実技で復習するとともに、スクイズオフ工法をはじめとする新たな工法・技術も習得し、施工品質の維持・向上に資することを目的としている。
同町では、平成30年度に施工講習会を開催しており、6年ぶりに施工講習会の開催を計画し、POLITECに開催を依頼。POLITECでは、6年前の受講者を対象としたレベルアップ講習会を併催することを同町に勧めたところ、施工技術の維持・向上を目的としたレベルアップ講習会の開催趣旨に賛同したことから、今回の開催につながった。
同町では、工事事業者に同講習会への参加を呼び掛けたところ、同町の指定給水装置工事事業者以外に、過去に同町が発注した配水管工事を受注したことがある事業者からも受講の希望があった。
同講習会では、HPPE管のEF接合の復習のほか、EF接合時の不具合事例の体験、スクイズオフ工法の実演等を行う。施工講習会の確認試験は選択式だが、レベルアップ講習会はHPPE管をより深く理解している者を対象としていることから、試験は記述式となっている。試験で講習内容を理解したと認められた者には、レベルアップ講習会の受講証が発行される。
同町では、同講習会に対し、「HPPE管について施工講習会よりもさらに詳しい解説を受けられ、また、施工の不具合発生も体験でき、受講者に分かりやすい講習会だと感じた」と評価している。
