4年連続で全国大会 フソウ・竹内氏、今年も1位に マイクリップに追加
トロフィーを手にする竹内氏
第69回「香川県溶接技術コンクール」(主催=香川県、香川県溶接協会)の表彰式が8月20日、高松市内で開催され、被覆アーク溶接の部でフソウ(角尚宣社長)の鋼管工場製造課の竹内絹人氏が「香川県知事賞(第1位)」を受賞した。同コンクールは「被覆アーク溶接の部」と「炭酸ガスアーク半自動溶接の部」の2部門からなり、1位の選手は今年10月に富山市で開催される全国溶接技術協議会に香川県代表として出場できる。竹内氏の全国大会出場は、今回で4年連続となる。
同コンクールは、溶接技術の向上と人材の育成に資するため、県内の溶接技能者を対象として開催しており、今年は6月7日に高松市内で開催された。
競技では、板厚(4.5mm、9.0mm)と溶接姿勢(立向溶接〈上進〉、横向溶接)が異なる二つの課題を実施。熱によって膨張・収縮する金属の性質を踏まえ、溶接トーチの動かし方、電流の加減などを見極めて、ひずみや欠陥のない溶接に仕上げるなどの日頃培った技量が試される。
審査は、委員により、外観試験、放射線透過試験、曲げ試験、総合審査により行われる。
竹内氏の話
このたび、知事賞を4年連続で受賞することができ、大変光栄だ。日頃より、練習環境の整備や技術向上に際し、多大なるご支援・ご協力を賜っている皆さまに、心より御礼を申し上げる。受賞を重ねる中で、多くの方々からお声掛けをいただく機会も増え、大きな励みとなっている。来月の全国大会においても精一杯取り組み、当社の技術力を広く知っていただけるよう努める。