体験交え理解深める 水コン協関東、研修を遠山鉄工所で マイクリップに追加
全国上下水道コンサルタント協会関東支部は11月25日、遠山鉄工所本社・久喜工場で第18回水道関係者現場技術研修会を開催した。研修会は、水道コンサルタントの資質向上を目指して同支部が平成17年から実施しているもの。若手を中心に31人が参加し、現場研修を通じて技術の習得・研鑽を図った。
研修で参加者らは、同工場の説明を受けた後、実際に見学。ダクタイル鋳鉄異形管の製造工程を学んだ。また、同社のダクタイル鋳鉄製フランジアダプター(高性能ルーズフランジ短管)『TOHYAMA TIFアダプター』によるダクタイル鉄管の接合を体験。座学による同製品の詳説も受け、理解を深めた。
同工場は、実際の管と同じ形に製造した模型の周辺に砂を固めて鋳型を作る「現型」と、木枠や板を用いて一つひとつ手づくりする鋳型造形方法「カキ型」でダクタイル鋳鉄異形管を製造している。カキ型を用いて製造できるのは同社のみ。羽生工場と合わせて、全域(75~2600mm)の口径の異形管をワンストップで製造でき、大口径のダクタイル鋳鉄異形管の分野では、国内で圧倒的なシェアを誇る。規格外の角度に対応した曲管等も製造可能。
『TOHYAMA TIFアダプター』は、フランジ継手を中フランジに植え込みボルトで固定するもの。フランジ継手が伸縮性を持っており、調整隙間を有している。球形座金を使用することで、斜めになっても固定可能。K型ゴム輪と同等形状のTIFゴム輪により、高い水密構造を実現できる。
冒頭、同社の遠山善彦代表取締役があいさつ。「異形管の工場を直接見る機会は少ないのではないか」と述べ、その上で「『手づくりだからこそ、何でもできる』というところをご覧いただければ」と呼びかけ、有意義な研修となることを祈念した。
同支部上水道委員会の天野幹大委員長(NJS)は「ぜひ経験を持ち帰り、通常業務に生かしていただけたら」と期待を込めた。


