日本水道新聞 電子版

2026年10月15日 (木) 版 PDF版で読む 別の日付を表示
2026年10月15日 (木) 版 別の日付を表示 PDF版で読む

最新技術が多数登場 アイスピグ研、国内導入15周年を記念 マイクリップに追加

2026/10/15 産業 業界団体
国内外の管路管理技術を紹介

 アイスピグ研究会(松井正樹会長)は8日、都内で日本導入15周年記念イベント「上下水道管路維持管理技術フォーラム―調査・診断・洗浄技術の最新動向―」を開催。最新の管路調査技術やアイスピグ洗浄の国内外の動向が紹介された。日本非開削技術協会が協賛した。

松井会長

 冒頭あいさつで松井会長は「われわれが直面しているのは、膨大なインフラを限られた時間と要員でどのように清掃していくかということ。この大きな課題を、DX技術によって省力化を図りつつ確実に達成していくことに迫られている」との認識を示し、「今日は限られた時間ではあるが、意義あるものにできれば」と成果に期待した。

 第一部では、最新の下水道管路調査技術として、東亜グラウト工業が同社の上下水道DXの取組み、日本エレクトロセンサリデバイスが500万画素の高解像度センサーを搭載した自走式展開カメラシステム「Smart Pipe Inspection System(SPIS)」、九電ドローンサービスが飛行ドローン「ELIOS3」および「IBIS2」を用いた点検調査、SUEZ(スエズ)傘下のOptimatics(オプティマティクス)がスエズの浮遊型下水道管路調査技術「SewerBall(スワボール)」を紹介した。

 第二部では、はじめに東亜グラウト工業の豊嶋達也氏から、AIによる洗浄方法および洗浄範囲選定技術ツール「Opti Clean(オプティクリーン)」についての説明が行われた。

 続いて、スエズグループの技術者であるフィル・ペティット氏が英国でのアイスピグ洗浄の取組みを紹介。アイスピグの歴史を振り返った上で、近年の特筆事例として、2024年5月にイングランド南西部の水道事業体でクリプトスポリジウムの集団感染が発生した際、管内に残留した寄生虫の清掃用としてアイスピグが採用されたことについて解説した。また、現在需要の大半を占めている上水道以外の新たな適用分野として、下水圧送管や地域熱供給用の管路、民間企業の工場を挙げ、それぞれの事例を紹介した。

 また、同じくスエズグループの技術者であるダニエル・リース氏が、アイスピグの世界展開の方向性について講演した。


この記事を見た人はこんな記事も見ています

産業の過去記事一覧

×
ようこそ、ゲストさん。
新規会員登録 ログイン 日本水道新聞 電子版について