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2022年88日 (月) 版

管路維持管理を展開 東亜グラウト工業・ユーティリス社、パートナー契約 マイクリップに追加

2022/06/09 産業 企業

 東亜グラウト工業は、衛星データによる漏水検知を手掛けるイスラエルのベンチャー企業・ユーティリス社とパートナー契約を結んだことを明らかにした。同社の日本における正規代理店として、漏水検知システムや管路更新計画支援システムといった「アステラ」ブランドの製品を提供していく。東亜グラウト工業としては、水道分野で実績を大きく伸ばしているアイスピグ管内洗浄工法と組み合わせることで、将来的には漏水調査から更新計画、洗管までの管路維持管理ソリューションの全国展開をもくろむ。

 「アステラ・リカバー」(現在名)は、2016年の提供開始以来、全世界で500以上のプロジェクトに採用され、5万3000件を超える漏水を物理的に検出した漏水検知システム。衛星からレーダーを発信して撮影される画像を解析し、地中に含まれる水道水または下水特有の反射特性を検出することで「漏水が起こっている疑いのある場所」を特定する。

 結果はスマートフォンなどの端末で閲覧でき、あらかじめ提供を受けたGIS管路マップ上に、疑いのある配管部が半径100mの範囲でマーキングされて表示される。これにより音聴調査の対象エリアが10分の1に絞り込まれ、現場作業を最適化できるという。

 布設年数等を基にした劣化予測とは異なり、実際に水が漏れている箇所をセンシングしてデータを提供することが特徴となる。全域漏水調査の周期が従来に比べ大幅に短縮でき、管路更新計画へ役立てることも期待できるという。日本国内では愛知県で調査実績がある。

 東亜グラウト工業は、同製品とアイスピグ管内洗浄工法を相互補完的な技術と位置付け、洗管区域の選定、計画的な管路の更新・維持管理などの提案を視野に入れ、アイスピグ研究会・全国地域協会会員のルートを活用して普及を図る考え。


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