タンザニアで水資源管理 横浜ウォーター、JICAプロジェクト マイクリップに追加
横浜ウォーターを含むJVは5月31日、JICA「タンザニア国ザンジバル水資源管理プロジェクト」を受託した。JVは代表者の地球システム科学と横浜ウォーター、NJSで構成する。契約期間は同日~令和7年5月30日(3期を予定するうちの第1期)。
東アフリカに位置するタンザニア国ザンジバル諸島のウングジャ島では、水道料金徴収率が46%と低く料金収入が不十分な状態にあり、老朽化した施設が適切に更新・改築できず、一日当たりの平均給水時間が6時間未満となっている。また、私有井戸から地下水が無秩序に取水され、塩水侵入も喫緊の課題となっている。
プロジェクトでは、①地下水許容揚水量を評価する能力が備わる②地下水管理計画が実施される③取水・配水・請求水量が測定可能となる④井戸および配水場の設備の運転・維持管理能力が向上する――ことを目指す。
横浜ウォーターは主に③の顧客管理業務(メータ検針・請求における組織体制や各種データに関する調査・分析・改善、顧客サービスの改善)を担う。