インド・チェンナイ、海淡施設が起工 NJS子会社の設計で マイクリップに追加
インド・チェンナイで8月21日、NJSの現地法人が設計を担当した海水淡水化施設事業の起工式が開かれた。日量40万㎥の処理能力を持つ施設を建設するもので、2026年の完成を目指す。完成後は同国最大の海水淡水化施設となる見込みだという。
2018年に始まったこの事業は、海水淡水化施設を整備することで、長年にわたるチェンナイ都市圏の水不足の解決を図るもの。同都市圏はインド南東部・タミールナド州に位置し、都市圏としては国内第4位となる人口約1300万人を抱える。総事業費は約1045億円で、このうち300億円については「チェンナイ海水淡水化施設建設事業(第一期)」としてJICAの資金援助を受けている。
その中でNJSエンジニア・インディア(NJSEI、本社=プネ市)らで構成するJVは、設計関係の業務をチェンナイ都市圏上下水道公社から約18億円で受託。プラント・ポンプ場・貯水池・幹線管路の建設に係る設計と施工監理、実施機関の能力開発・経営改善に係る計画策定と実施支援などを行っている。