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東証スタンダード上場へ 日水コン、10月16日を予定 マイクリップに追加

2024/09/09 産業 企業

 日水コン(本社=東京都新宿区、間山一典社長)は9日、東京証券取引所から新規上場が承認された。また、同日開催の同社取締役会において、上場に伴う株式売出しに関して決議した。

 市場区分はスタンダードとし、上場日は10月16日を予定している。普通株式524万5300株が売り出され、申込株数単位は100株とする。

 売出価格は未定で、野村證券および岡三証券が引受人となり、全株式を引受価額で買取引受する引受価額は売出価格と同時に決定する。

 売出価格については、9月25日~10月1日の間のいずれかの日に仮条件を提示し、仮条件下における需要状況等を勘案した上で決定する。上場日が10月16日となった場合、初回の売出価格決定日は、10月7~10日を申し込み期間とするものについて、10月4日を予定する。

 オーバーアロットメントによる株式売出しの上限は78万6700株としている。

 売出しに当たっての親引け先としては、栗本鐵工所(株式数=取得金額11億円を上限)、石垣メンテナンス(同=取得金額5億円を上限)、ヒノデホールディングス(同=取得金額1億円を上限)、管清工業(同=取得金額5000万円を上限)、日水コン従業員持株会(同=取得金額4500万円を上限)を要請する予定で。日水コン従業員持株会については福利厚生を目的とし、このほか4社については、事業シナジーの創出を目的とする。

 新規上場の承認、決定に当たり、日水コングループでは「1959年の創立以来、上下水道を中心とした水のコンサルティング事業を展開してまいりました。これまでは計画、設計等を主な業務領域としてまいりましたが、水インフラを取り巻く課題が山積している中で、今後は『官』、『民』そして『地域』のそれぞれに対して積極的にソリューションを提供するとともに事業そのものとの関わりを深め、総合的あるいは俯瞰的な視点で事業を支えていくことで、当社グループが目指している『水に関する社会問題の解決を通じて経済的成長を実現する』というサステナビリティ経営を実行してまいります」と発表している。


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