インフロニアHDら10社Gが落札 豊橋浄水場BTコンセッション マイクリップに追加
愛知県企業庁は7日、総合評価一般競争入札方式で公告した「豊橋浄水場再整備等事業」の落札者を、インフロニア・ホールディングス(本社=東京都千代田区)を代表企業とする10社グループ「あいちウォーターイノベーション」に決定した。
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同事業では、PFI法に基づくBT(Build Transfer)方式で豊橋浄水場を再整備するとともに、その間の維持管理業務を関連施設も含めて包括委託する。再整備完了後は関連施設も含めて運営権を設定し、コンセッション方式での運営管理に移行する。再整備期間は令和8年1月から令和17年9月頃、運営期間は再整備完了後の令和17年10月頃から令和38年3月末。
同事業では、水素技術活用による脱炭素化などカーボンニュートラルの推進も主要コンセプトとなっており、同グループでは関連施設における太陽光発電の実施なども事業提案に盛り込んだ。
落札金額は▽再整備費334億7367万4465円(うち水素技術の活用に係る費用24億8019万300円)▽維持管理費(年額)2億878万円▽水道利用料金(20年間の想定金額)182億7208万7996円▽工水利用料金(同)20億6250万円。
代表企業を除く同グループの構成企業は▽東芝▽エステム▽FCC Aqualia S.A.▽NJS▽水道機工▽サーラコーポレーション▽フソウ▽大場上下水道設計▽神野建設。
審査は外部有識者等で構成されるPFI事業者選定委員会によって行われた。3グループから参加表明書の提出があったが、2グループから辞退届が提出されていた。