東京都水源林で保全活動、林業企業とも協働 フソウ マイクリップに追加
フソウはこのほど、東京都の水道水源林の一部をなす「フソウの森」(甲州市、2.77ha)にて今年度2回目の間伐作業を実施。今回は、事業提携先の飛騨五木ホールディングス(本社=高山市)で林業や木材を基軸にした地域づくりを手がける飛騨五木の社員も参加し、総勢15人にて森林保全活動を実施した。フソウと飛騨五木ホールディングスは、今年7月に持続可能な社会づくりを目的とした「戦略的事業提携に関する協定」を締結している。
フソウは水インフラを支える企業として、東京都水道局と締結した「東京水道~企業の森(ネーミングライツ)」協定に基づき、多摩川上流域に位置する「フソウの森」で定期的に間伐作業を行い、東京水道の水源林保全に貢献している。
当日は、両社の社員が共同で間伐作業を実施。汗を流しながら木々を伐ることで、健全な森を育てる苦労と大切さを改めて実感したという。
プログラムの一環として、飛騨五木が制作した林業をテーマにした対戦型のボードゲーム「FOREST BALANCE GAME」も体験。ゲームを通じて、実際に体験した間伐作業や持続可能な森づくりの意義と奥深さを、楽しみつつさらに理解することができた。
午後には、水道水源林と水の関係をより深く認識するため、小河内ダムを見学し、実際の治水現場に触れた。
今回、「水を扱うフソウ」と「木を扱う飛騨五木」という異なる分野の企業が垣根を越えて同じ活動をともにしたことで、持続可能な社会づくりに向けた連携の意義を改めて確認する1日となった。

