日本水道新聞 電子版

2026年727日 (月) 版 PDF版で読む 別の日付を表示
2026年727日 (月) 版 別の日付を表示 PDF版で読む

宇都宮市、管組と研修センター設置 実践的技術ともに培う場に マイクリップに追加

 宇都宮市上下水道局と宇都宮市管工事業協同組合が共同整備した水道技術研修センターが9日、開所した。管路の修繕作業や漏水調査、災害時応急復旧など、実践的な訓練の場として整備され、局職員や管工事業者の技術力向上や人材育成等に活用していく。同日開催した開所式には、佐藤栄一宇都宮市長や同組合の中村勝理事長、大竹信久宇都宮市上下水道事業管理者をはじめとする関係者が出席し、人材育成拠点の誕生を祝った。

 両者は能登半島地震での災害派遣を契機に、効率的かつ効果的に人材育成を行う場の整備を官民連携で進めていく必要があるという共通認識のもと、当該施設の共同整備に合意した。同市の下河原水再生センター内の既存施設を活用しつつ、施設整備を市が、資機材提供を組合が行った。

 センターは二つの地上エリアと地下エリア、既存倉庫という配置。管路の修繕作業や漏水調査等に関する実践的な訓練と、災害時を想定した応急復旧訓練に活用する。

 地上エリア①は、漏水や施工不良の防止と、漏水発生時の修繕研修を行う場所。露出配管の一部にアクリル管を使用して水の流れを可視化し、▽洗管・エア・通水▽サドル分水栓取付▽袋ジョイント取付―などの修繕研修に役立てていく。②には市で主に採用している3種類の管種(DIPφ100mm、HPPEφ50mm、PEφ20mm)を設置し、凍結工法やHPPE融着継手施工など布設替にかかる研修や、宅内配管の模擬修繕を行うことができる。

 地下エリアは漏水調査や弁栓類の操作訓練を行うことができる。3路線の管路を埋設し、6カ所の漏水箇所を設置。漏水探知機や音調棒を使用し、漏水音から漏水箇所を特定する技能の習得に用いる。メーターBOX内の洗管や、消火栓・仕切弁操作も練習できる。

 既存倉庫は応急給水所としての機能を有し、給水車への充水などの訓練を行うことも可能だという。また、倉庫内にはメーカーから提供を受けたカットモデルの資材を展示している。

 資材・カットモデル提供企業は▽渡辺パイプ▽クボタ▽クボタケミックス▽キッツエスジーエス▽前澤給装工業▽コスモ工機▽大成機工▽日之出水道機器▽トミス▽水研▽岡本▽川西水道機器▽フジテコム。

 将来的には県内水道事業体に対するフィールド提供も想定している。


この記事を見た人はこんな記事も見ています

地方行政の過去記事一覧

×
ようこそ、ゲストさん。
新規会員登録 ログイン 日本水道新聞 電子版について