CDCアクアを子会社化 NJS、カスタマーサービスを強化 マイクリップに追加
NJS(村上雅亮社長)は4月1日、CDCアクアサービス(本社=千葉市、川﨑尉匡社長)を子会社化した。同社は、上下水道事業に係るアウトソーシングサービス(BPO)、および上下水道関連ソフトウェア(料金管理、各種申請、ポータルサービス等)の開発・保守などを業務内容としている。
NJSの事業領域である水・環境分野では、施設の老朽化や災害の甚大化といったインフラ管理上の課題が増大している。そのような中、同社では、事業戦略の立案、調査・設計、管理と更新のマネジメント等を一貫して提供する「オペレーション・カンパニー」への転換を図ることによるインフラ管理の高度化を事業方針としている。
今後、地域のニーズに対応したインフラ運営を実現するためには、カスタマーサービスの強化による、市民やユーザーに着目した地域価値の創出が不可欠とし、実際に、これまでの官民連携のノウハウをもとに、地域の住民や企業と協働して地域創生を支援する「まちづくりソリューション」といった取組みを進めている。
一方で、CDCアクアサービスは、上下水道事業に関する料金管理・各種申請・コールセンター等のカスタマー向けサービスを展開しており、自治体向けDXサービスも提供している。
そこで、NJSのコンサルティングおよびソフトウェアサービスと、CDCアクアサービスのカスタマーサービスを融合させることで、さらなるカスタマー価値の創出と地域の上下水道事業の進展へとつなげることを目指し、今回の子会社化に至った。子会社化は、NJSが3月25日に開催した取締役会で決議。CDCアクアサービスの当時の親会社であるシーデーシー情報システムと3月31日に株式譲渡契約を締結し、4月1日に株式を取得し、100%子会社化した。
CDCアクアサービスの資本金は、2000万円。会社の設立は、令和4年12月20日。7年3月期の売上高の推計値は、21億300万円。4月現在の社員数は、約640人。