初の浸透圧発電が開始 福岡地区(企)、濃縮海水・処理水を活用 マイクリップに追加
運転開始のセレモニー
福岡地区水道企業団が、海の中道奈多海水淡水化センター(まみずピア)に建設した浸透圧発電施設が5日から発電を開始した。海水淡水化の工程で排出された濃度の高い海水(濃縮海水)と下水処理水の二つの未利用資源の塩分濃度差によって生じる浸透圧を利用した発電を行うもので、実用規模施設としては国内初。天候に左右されず、稼働率が約90%と高い点が特長で、将来に一般的な海水...(残り896文字)
福岡地区水道企業団が、海の中道奈多海水淡水化センター(まみずピア)に建設した浸透圧発電施設が5日から発電を開始した。海水淡水化の工程で排出された濃度の高い海水(濃縮海水)と下水処理水の二つの未利用資源の塩分濃度差によって生じる浸透圧を利用した発電を行うもので、実用規模施設としては国内初。天候に左右されず、稼働率が約90%と高い点が特長で、将来に一般的な海水...(残り896文字)