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創立60周年見据え WSP・定時総会、JIS原案作成など継続 マイクリップに追加

2026/06/11 産業 業界団体
一層の理解促進と信頼確保へ

 日本水道鋼管協会(WSP、会長=福田一美JFEエンジニアリング社長)は5月15日、令和8年度定時総会を開き、昨年度の事業報告・決算、今年度の事業計画・予算などを決議した。

 来年1月に創立60周年を迎えるWSPは今年度、さらなる協会活動の理解促進と信頼確保に努める。

 昨年度、大径管部門では、鋼管技術セミナーを17事業体等で19回、WSP講演会を11月に神戸、1月に東京で開催した。また、100年鋼管の普及拡大における品質確保の観点から、施工管理者を対象に「長寿命無溶剤エポキシ樹脂塗料塗装方法施工管理者講習会」を11、2月に東京、12月に大阪で開催した。

 3月策定の「ステンレス鋼製角形配水池設計指針(耐震設計編)」(WSP083)については、8月に新規発刊。「ステンレス・フレキ管による中小口径管路更新方法(SDF工法)計画・施工指針」(WSP074)、「立坑内配管設計基準」(WSP062)、「水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗料塗装方法(現場溶接部の動力工具による下地処理と塗装方法)」(WSP072)と「長寿命形水道鋼管用無溶剤エポキシ樹脂塗料塗装方法(現場溶接部の動力工具による下地処理と塗装方法)」(WSP075)を改訂した。

 水道用ジョイントコート(JWWA K 153)については、製造中止通知を受け、調達に支障を来さないようJWWAとWSPの規格改訂に反映すべく性能試験と施工確認試験を実施した。

 官民連携に資するため設置したパイプ・イン・パイプ官民連携研究会では引き続き、鋼管PIP工法の設計施工一括方式(PIP-DB)導入の手引き策定に向けた検討を行った。

 埋設鋼管の劣化に関する共同調査・研究については、愛知県企業庁と引き続き調査等を実施しデータを取得。神奈川県内広域水道企業団とは調査に向けた調整等を行った。

 そのほか、大径管部門が製作していたWSPパンフレットの、総合パンフレットへの全面改訂や、新規規格のステンレス鋼製角形配水池設計指針(耐震設計編)リーフレットの作成と鋼製配水池パンフレットの改訂を行い配布するなど情報提供に努めた。

 小径管部門では、建築設備配管技術セミナーを8回実施した。

 また、「消火用硬質塩化ビニル外面被覆鋼管」(WSP041)を改正し、建築設備用鋼管・配管マニュアルを新規作成。WSP 011-2018「フランジ付硬質塩化ビニルライニング鋼管」をはじめとするWSP規格の改正に向けた検討も行った。

 さらに、巡回PRとして、技術セミナーに合わせ各地の建築行政部署や建築設計・施工の業界団体等を訪問し、建築設備配管用鋼管等のPRに努めた。

 今年度は、大径管部門では、鋼管技術セミナーを年24回を目標に開催する。

 協会内委員会の「JIS改正特別委員会」では、今年度の水輸送用鋼管に関するJIS規格改正原案の作成に向けた検討等を進める。

 また、2022年改訂の「水道施設耐震工法指針・解説」(日本水道協会)と整合を図るべく、関連するWSP技術資料の改正を検討する。

 小径管部門では、建築設備配管技術セミナーを年8回を目標に開催する。

 ライニング鋼管の原管となるJIS G 3452については、その改正を踏まえ、引用しているWSP規格の改正検討を行う。

 今回の役員改選による新任役員は次の通り。

 理事=宮原利通フソウ取締役常務執行役員、旭祐二日本製鉄鋼管事業部鋼管営業部鋼管室長、監事=鎌田善幸東亜外業営業部営業第二課課長

 福田会長は、WSPが来年1月に創立60周年を迎えることに言及し「今日の私たちの使命は、先人たちが築いた草創期の水インフラを持続可能な形で後世に残していくこと。皆さまの知恵を結集すれば、必ず乗り越えられると考えている。鋼管の積極的な採用につながるよう、技術PRや情報発信など精一杯活動していきたい」と意気込んだ。


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