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2024年28日 (木) 版

珠洲市・宝立浄水場、給水車への補水可能に 応急給水の効率化へ マイクリップに追加

宝立浄水場での補水(提供:名古屋市)

 令和6年能登半島地震で被災した珠洲市の基幹浄水場・宝立浄水場で8日、給水車への補水設備が稼働を開始した。給水車への安定的な補水拠点が確保されたことにより、日本水道協会の会員事業体らが同市内で行っている応急給水活動が一層効率的に行われることが期待される。

 同市の水道は、今回の地震によって浄水施設および導・送水管が大きな被害を受けていた。これに対し、日水協中部地方支部長都市の名古屋市上下水道局を中心に仮設導水管の布設や送水管の修繕など復旧作業を実施。浄水能力の早期復旧を図るべく、特に被害が甚大だった同浄水場の既設1系に代わる可搬型浄化装置「シフォンタンク」も導入した。

 5日、同浄水場の浄水が水道水質基準51項目を満たしていることを確認。仮設配管の設置も並行して進め、仮設の場内配管に設置した2カ所の消火栓からの給水車への補水が可能になった。

 これまでは、市内の野々江総合公園内(亀ヶ谷池)に設置した水資源機構の可搬式浄水装置(処理能力=50㎥/日×2台)から給水車に水を補水し、市内各所の避難施設等に運搬給水していた。今後は、給水車への補水水量の増量や補水時間の短縮などが期待できる。

 珠洲市総合病院へは、能登町の内浦浄水場や矢波浄水場で給水車に補水して運搬しており、こちらについても宝立浄水場での補水で対応できる可能性があるという。


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