垣根越えて連携を 九州WC総会、井上会長が再任 マイクリップに追加
九州ウォータークラブ(井上隆治会長)は7月9日、長崎市内で第53回定時総会を開催。福岡市内での研修講演会、来年1月に賀詞交歓会を予定する令和7年度事業計画案などの審議を諮り、全会一致で承認した。
昨年度は、那覇市内で記念講演会と日本水道協会九州地方支部総会に合わせた展示会を開催したほか、福岡市内で研修講演会を行うなどした。今年度も例年通りに事業を実施していく。
会員異動では、個人と団体の会員数(合計)が令和6年12月末よりも5人増となる152人(令和7年6月末)となった。
役員の改選では、任期満了に伴う協議の結果、井上会長が再任した。
副会長には、中橋雅裕氏(日之出水道機器エリア統括リーダー〈新任〉)、津森俊彦氏(元福岡市水道事業管理者〈再任〉)、田中泰治氏(元佐賀市上下水道事業管理者〈新任〉)が選任された。
後任理事には、▽中村健児氏(福岡市水道事業管理者)▽廣中忠孝氏(北九州市上下水道事業管理者)▽三島健一氏(熊本市上下水道事業管理者)▽遠藤章氏(鹿児島市水道及び公共下水道事業管理者)――が選任された。
終了後の記念講演では、元長崎市長崎学研究所長の土肥原弘久氏が「長崎の伝統行事と人々の営み」と題して、水道の話題を交えながら長崎の歴史の紹介を行った。
懇親会であいさつに立った井上会長は、日本のインフラの老朽化は安心安全な暮らしの脅威になりかねないとした上で、「広域連携や官民連携による垣根を越えた取組みは、簡単にできるものではなく、少し時間がかかると思う。水道事業の強みは、現役、行政、民間等が一堂に会する場があること。こうした場を通じて、新しい局面が開かれていくだろう」と述べ、結束を呼び掛けた。
九州WCでは、翌10日に開かれた日水協九州地方支部の第94回総会に合わせて展示会を開催。会員24団体が出展した。
出展者は次の通り。
▽ウォーターテック▽森松工業▽全国上下水道コンサルタント協会・九州支部▽コスモ工機▽日水コン▽配水用ポリエチレンパイプシステム協会▽大和鉄工所▽日邦バルブ▽多久製作所▽神鋼環境ソリューション▽日本水道鋼管協会九州支部▽日之出水道機器▽コスモリサーチ▽協和機電工業▽大成機工▽SDF技術協会▽キッツエスジーエス▽栗本鐵工所▽日本ダクタイル鉄管協会九州支部▽クボタ九州支社▽クボタ建設▽前澤工業▽前澤給装工業▽森田鉄工所