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60年の節目 上工下の飛躍誓う 日本水道工業団体連合会・総会 マイクリップに追加

会員間の連携を誓う

北尾会長「新しい時代にふさわしい姿へ」

 日本水道工業団体連合会(北尾裕一会長)は5日、都内で第60回総会を開き、喫緊の課題である水道・下水道・工業用水道施設の老朽化対策や耐震化の促進に向けた要望活動、広報活動などに努める令和8年度事業計画などを決めた。今年度は、発足から60年を迎える節目の年となる。創設期の「いざなぎ景気」に沸き、普及拡大にまい進した時代を経て、維持管理が事業の主軸へと移り変わる中、水道・下水道・工業用水道を束ねる唯一の団体として、さらなる飛躍を誓った。

北尾会長

 冒頭あいさつに立った北尾会長は、「水団連は産業界の立場から、日本の水道、下水道および工業用水道の飛躍的発展を支え、安全安心な国民生活を守る一翼を担ってきた。第二の人生を迎える今、これまでの活動を踏まえた上で、新しい時代にふさわしい姿に発展させることが重要だ」と力を込めた。

 また、人口減少や担い手不足、老朽化施設の増大、激甚化する自然災害への対応など、厳しい事業環境にある中では「民間企業の力が必要」と強調。そのためのキーワードとして「進化なくして持続なし」を掲げ、新たな社会課題に対応していくためにも、会員企業のさらなる結束に期待を示した。

 議事では、令和7年度の事業活動や令和8年度の事業計画などが報告された。8年度は、年3回の国への要望活動をはじめ、上下水道の重要性を訴える活動に重点を置く。水道展2026は、長崎市の出島メッセ長崎で10月21~23日に開く。今年も日本水道協会と共同で、水道への理解を深めるPRブースを設置する。

 令和9年の新年名刺交換会は、東京地区を1月6日に東京會舘、名古屋地区を同7日にメルパルク名古屋、大阪地区を同8日にシティプラザ大阪でそれぞれ開催する。

 理事・監事の補充選任では、日立製作所インダストリアルOTソリューション事業統括本部環境事業部長の石井敦氏の後任として、同本部水事業部長の千葉直利氏が理事に、キッツエスジーエス前社長の小田仁志氏の後任として、同社社長の髙橋淳之氏が監事にそれぞれ就いた。

 総会後の理事会では、千葉理事の副会長就任が決まった。千葉副会長は「水インフラの持続的成長、水団連の価値向上に努められれば」と意気込みを述べた。

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北尾会長が授与

 総会の議事に先立ち、長年にわたり団体活動に貢献した団体・個人をたたえ会長表彰が行われた。

 今年度は、感謝状がPOLITEC協会、多久製作所、アズビル、阿南電機、ナルコート工業会、大勇フリーズ、日本ニューロン、トーケミ、協立電機、ヨネに、表彰状が宮澤光晴アズビル金門代表取締役執行役員会長、水本浩司クボタ建設VM関商事業部執行役員事業部長、池田安正日本ダクタイル鉄管協会事務局長、佐久間郁夫JFEエンジニアリングアクアパイプライン事業部営業部長にそれぞれ贈られる。

 席上では、北尾会長から感謝状代表のPOLITEC協会、表彰状代表の宮澤会長にそれぞれ感謝状表彰状が手渡された。

産業界の発展力強く応援 懇親会に多数の来賓

尾﨑氏が中締めを行った

 総会後の懇親会には多くの国会議員が駆け付け、水団連のさらなる飛躍を願うメッセージを寄せた。

 乾杯と中締めでは、5月の理事会で顧問に決定した曽小川久貴氏、尾﨑勝氏がそれぞれあいさつした。

 曽小川氏は、開会中の国会で下水道の基盤強化などを掲げた改正下水道法案の審議が進んでいることに触れ、「水団連の会員企業の皆さまのご支援がなければ、上下水道の基盤強化が順調に達成されることはない。今後ともご支援をいただければ」と呼び掛けた。

 尾﨑氏は「皆さんの水に対する思い、エネルギーを強く感じた。そのエネルギーがあれば、課題や壁を乗り越えていけるのではないか。そのためにも、皆さん一人ひとりの力と連携、その輪を広げて一歩一歩前進してもらえれば」と期待を込めた。

 このほか来場した国会議員は次の通り(50音順)。石井啓一元国土交通大臣▽工藤彰三衆議院経済産業委員長▽斉藤鉄夫元国土交通大臣▽角田秀穂衆議院議員▽細田健一衆議院議員▽三ッ林裕巳衆議院議員▽盛山正仁衆議院議員。

 また壇上での主な発言は次の通り。(紹介順)

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  • 石井元国交大臣
  • 斉藤元国交大臣
  • 三ッ林議員
  • 角田議員
  • 盛山議員

 石井元国交大臣 上下水道の老朽化対策、耐震化対策は待ったなしの課題。しっかりと取組みを進めていきたい

 斉藤元国交大臣 水道事業は、われわれの社会の幸せにとって大事な事業になる。われわれも全力を挙げてまいる

 三ッ林議員 力を尽くして、予算の獲得に努めてまいる。皆さんが心配しないよう、力を合わせて頑張りたい

 角田議員 暮らしを守るため、生きていく上で欠かせない水を災害の時も安定供給するためにも老朽化対策は非常に重要

 盛山議員 上下水道サービスを人口減少していく社会の中でどう維持するか、関係者とより良い姿とするために頑張りたい


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